テーマ 中立点 - 生成AIとの未来
建築展
1895年に国際美術展としてスタートしたヴェネチア・ビエンナーレは、1930年代には音楽、映画、演劇部門が加わり、総合芸術祭へと発展しました。さらに1980年には建築部門が新設され、同年に最初の国際建築展も開催されました。その後建築展は不定期での開催がしばらく続きましたが、2000年の第7回展以降は、2年に一度の定期開催となり、美術展と交互に開催される形で定着しています。美術展と同じく、建築展も参加各国によるパヴィリオン展示と、総合キュレーターによる企画展によって全体が構成されます。日本は、1991年の第5回展から公式に参加しており、美術展と同様、国際交流基金が日本館での展示を主催しています。1996年(磯崎新コミッショナー)と2012年(伊東豊雄コミッショナー)には、日本館はパヴィリオン賞(金獅子賞)を受賞しました。ビエンナーレ財団が主催する企画展に招へいされる日本の建築家も数多く、また2010年の第12回展は、妹島和世が女性初の総合キュレーターとして、建築展全体を統括しました。